キレーション療法による重金属のデトックス効果について
キレーション療法では、血液中の有害重金属をスムーズに体の外へ排出することができます。 現代の生活において、私たちの身体には、知らず知らずのうちに有害な重金属が蓄積されています。 車の排気ガス、タバコの煙、工場からの排気ガスなど、鼻や皮膚を通して身体に蓄積されるものや、食品添加物・食物についた農薬、汚染された海域からの魚介類など、口から摂取されるものなどもあり、避けようとしても現実的には限界があります。
そして、身体に溜まった有害重金属は、フリーラジカル(活性酸素)の生成を促進します。そのため、有害重金属を排泄するキレーション療法を受けることは、フリーラジカルの発生を制御することにも繋がるのです。体内の有害重金属を取り除くというデトックス効果によって、様々な老化症状の改善が期待できることから、キレーション療法は有効なエイジングケア療法のひとつであると言えます。
フリーラジカルとは
フリーラジカルとは、自身が安定するためによそから電子を奪い取る分子のことです。電子を奪われた側は「酸化」というダメージを受けます。
このように、電子を奪われる「酸化」を防ぐ、つまりフリーラジカルの発生を防ぐことを「抗酸化作用」と言います。
フリーラジカルは身体にとって有益なこともありますが、過剰であったり、間違った場所に存在するようなフリーラジカルは危険なものです。フリーラジカルが過剰に生成されると、「しわができる」「肌の弾力がなくなる」「しみができる」などの老化現象や、ニキビなどの肌トラブルの原因になります。
そのフリーラジカルの産出を過剰にしてしまう原因こそが、知らずに身体へ溜め込まれてしまう有害な重金属なのです。
有害な重金属の蓄積による症状
水銀 | しびれ、うつ状態、情緒不安定など |
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鉛 | 貧血、不安感、高血圧、胎児や小児の脳発達遅延など |
カドミウム | 貧血、血圧上昇、脱毛、骨軟化症や骨粗しょう症など |
ヒ素 | 剥離性の皮膚炎や過度の色素沈着、骨髄障害、末梢性神経炎、黄疸、腎不全など |
アルミニウム | 胃腸障害、食欲不振、筋肉痛など |
ベリリウム | 呼吸器障害や皮膚障害 |